木の話

木を使う

木造住宅で大きな意味を持つ木材について

家の材料として使用されてきた木の歴史は有史以来2000年以上です。
身近にありすぎて、木のありがたさをあまり感じなくなってきているのではないかと思うときもありますが、正しい育て方、正しい創り方、正しい提案と理解された使い方、その一つでも間違ってさえいなければ、これ程人と環境に良い建築用部材はありません。

杉、桧に代表される針葉樹の人工林は500年の歴史があります。私達が今利用している木は60年~300年の年月を経たものです。先人達が一所懸命育ててくれた結果の恩恵を受けているのです。

正しく使い切りたいと考えています。山から伐りだされた木は全て、1本の木の太い部分細い部分を問わず1本全てを使いきる努力をしなければなりません。

普通に木を考える時、見た目の良し悪し、値段の高い安いなどだけで判断してしまいがちです。大きな差がなければなるべく安価なものを使う、それが施主様にとって良い事だと思っていました。

しかしそれらの事はいかに小さな事であるか、本当に施主様の為になることとはなにか?を思い知らされました。
木の前での私達は小さな存在でしかありません。
吉野の山は近いところにあります。木の宝庫、吉野へ出かけてみませんか?
木の家で木は大切な要素です。

木のことを知って欲しい。街に出て声を聞きました。家づくりを通して求められるものを考えました。
次に行なった事は、住まい手に山に目を向け、足を運んでいただきたい。そんな思いから、工場案内も始めました。
家づくりは人との良い関係づくりだと思います。良い人と出会って、良い家を共に創って行きたいと思っています。

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